こんばんは。南城 凛(みじょう りん)です。
今宵も凛のりんりんらいぶらり~にようこそお越しくださり、ありがとうございます。
お休み前のひとときに、本の話題でごゆっくりとおくつろぎくださいませ。(^-^)
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
寒中お見舞い申しあげます
お久しぶりです。(^-^)
2026年に突入したと思ったら、もう1月も終わります。
本当に月日が経つのは早いものですね。
あなたは新しい年をどのようにお過ごしですか。
凛のりんりんらいぶらり~は昨年10月以来、実に3か月ぶりの更新となりました……。(^^;
晩秋・年末・年始と充電していた凛でございます。
「一体何度目の充電期間なんだ!!」とお叱りを受けそう……。<m(__)m>
懲りずに、今年もりんりんらいぶらり~をよろしくお願いいたします!!
只今、真冬の日本列島です。
寒い季節が苦手な凛は外出も控え気味となっていますが、読書するには最高ですね!
読書は贅沢な時間の贈り物。(^O^)
好きな作家や話題の作品などと共に、時空を超えたアナザーワールドに堪能できる幸福。
或いは現実からの逃避……。
AIがどんどん進化しているネット社会に生きる私たちにとって、時間との闘いはますます激しくなるばかりです。
世の中には楽しめるアイテムが豊富にありますからね。
「時間が溶ける」「時間を溶かす」
情報化社会とはいえ、決して焦る必要はないと凛は考えます。
文字を追って、時間をかけて読み進めていくという「読書」を敢えて楽しむこと。
貴重な時間を費やすわけですから、そこは外せないし、外したくないですよね。
書店やメディアなどからの本のおススメ情報はやはり日ごろからチェックしている凛です。
最近の書店に訪れる度に気づくことがあります。
新しい作家さんたちの作品が目立ってきていると思いませんか?
かつての若手作家と言われていた方々が既にベテランの域に達して、新たに新人作家さんたちの登壇。
世代交代とまでは言えませんが、それだけ時代がどんどん進んでいっていることの証でしょうか。
凛もまた一つ年齢を重ねているということは明らかな事実ですけれど、ね! (^O^)
2026年の最初の一冊、年も新たになったということで、新鮮な感覚を取り入れていきましょう!! \(^o^)/
新人作家さんたちの作品の中で、新しい感覚で謎解きを楽しめる探偵小説をご紹介いたします。
森 バジル(もり ばじる)氏の『探偵小石は恋しない』(小学館、2025年)です。
この作品は、2025年9月23日付で初版第一刷の発行です。
只今、単行本コーナーで絶賛発売中です!
凛が持っている本は、2025年12月15日付の第五刷ですので、いかに人気が高い作品であることがよくわかりますね~
読者は、登場人物たちの会話のやりとりの小気味よいテンポを楽しみながら頁がどんどん進み、気がつけば、旧来の固定観念や既成概念は取り払われています。
アナログ的な部分は根幹から外さず安心感もある上に、王道のミステリー作品名も登場するというミステリーファンにも嬉しいサービスてんこ盛りの作品です。
はじめに、この本の入手についてです。
書店の店頭やネットでも発売当初から注目を浴びていましたので、凛の「次に読む本」のチェックリストには入れていました。
最近書店でよく見かけるのが「購入者限定特典」。
サイン本や栞とか、付録みたいな読物などがついているサービスです。
いつもの近所の書店で、この本には書き下ろしの読物、「ショートストーリーペーパー」の特典がついていることに気がつきました。
しかも、特典を付ける書店は限定とのことでした。
「限定」に弱い凛はすぐさま購入を決めたのでした。
次に、帯や表紙についてです。
一番目は、帯について。
凛が購入した2025年12月15日付の第5刷は、帯が「ホログラム全面帯」となっており、こちらも期間限定のものです。
最近流行っているのか、表紙全体にもう一枚上乗せした形になった帯の本を見かけますが、この本も表紙全体に帯が上乗せされています。
この帯はキラキラ光っていて、特別感のある帯です。
帯の上半分が表紙と同じデザインで、探偵の小石(こいし)が少し斜めな角度からこちらを見て微笑んでおります。
下部がピンク色を下地として、表側も裏側もそれはそれはもう読みたくてたまらなくなる言葉で読者を誘っていますよ!
帯の表表紙側には、「彼女のひと言で、世界が一変する。」「続々大重版の、驚愕体験ミステリ!!」(同帯)
裏表紙側には、「吹き荒れる小石旋風!各種メディアで大反響!!」(同帯)
「絶賛コメントが止まらない!!」として、小説家の法月 綸太郎(のりづき りんたろう)氏ほか多数の著名人からのコメントが紹介されています。
小説家の東川 篤哉(ひがしがわ とくや)氏からのコメントは、「ははん、だいたいわかったぞ!そう思った時には、もうアナタはだいたい作者の術中に嵌っているはず。この僕がそうであったように。」(同帯)と。
本当にそうなんですよ! このコメントどおり、凛も東川氏と同じでした。(^O^)
二番目は、表紙について。
第5刷では、表紙も「リバーシブルカバー」となっています。
表面と裏面が異なるデザインです。
ここでは表面のご紹介をします。
全体が紫がかった濃紺の中で、重厚な額縁の鏡の前に、長い髪の女性がいます。
白いシャツブラウスの襟元を紐状のリボンが結ばれていてアクセントとなっています。
ジャケットを羽織っている姿がとても凛々しいです。
帯のところで前述したように、探偵小石がこちらを見ながら微笑んでおりますが、何といっても眼力が強いのが特徴ですね。
「で、あなたの本心は?」「ホントのこと、わかってるのよ」と、こちらの心の奥底を覗かれているような感覚がいたします。
いえいえ、そんな、とんでもありません。疑われることなど何にもない凛なのですが……。( ;∀;)
装丁は、坂野 公一(さかの こういち)氏です。
装画は、はむメロン(はむ めろん)氏です。
それでは、内容に入ります。
プロローグから始まり、第一章から第五章、そしてエピローグという構成となっています。
探偵小石が活躍する舞台は、九州の福岡市内です。
凛の親戚や知人が多い福岡市とあって、駅名、地名や店名など実在しているので楽しく読むことができました。
もちろん福岡市をご存知でない読者も楽しめるはずです。(^-^)
小石は福岡市内で個人探偵事務所を営んでいます。
第一章の「恋は単純接触効果が九割」(同書、7頁)という冒頭の文からわかりますが、小石が代表と調査員を兼ね務める探偵事務所では、不倫などの調査を主としています。
この探偵事務所のスタッフは、小石のほかには、男性助手の蓮杖(れんじょう)と、バイトで勤務している事務員の女性、雛未(ひなみ)の二人がいます。
事務所には調査を望む依頼者が訪れます。
最初に登場するのが、佐藤 澪(さとう みお)という女子高校生です。
父親の不倫の調査をして欲しいという内容です。
Z世代である小石たちと、α世代の2010年代生まれの女子高校生たちとのやりとりが実に小気味よくて、凛はページがどんどん進みました。
読者は、探偵が実際に行っている様子を知ることができます。
探偵同士の合言葉や、具体的な追跡の仕方、そして見張りの行動など、「へえ、なるほどねえ」と。
もちろん、料金の話題もありますよ。
小石の機転に読者はアッと驚かされることが早くも起こります。
小石はタダモノではないということが!(^▽^;)
章を追うごとにあらゆる依頼者がこの事務所に訪れます。
そして、それに準ずるようにして奇妙な場面が……。
犯人と被害者との息詰まる場面に、読者は、この犯人は誰かしら?被害者は誰かしら?と推理しながら読み進めていくと……。
ミステリー小説なので、ネタバレにつながることは一切書けません。
なので、ここはさらりと軽やかに。
とにかく最初が肝心だけでなく、どの文章にも作者の思惑が込められています。
プロローグから本章まで二度読み必至です!
あとはあなたが読まれてからのお楽しみに! (*^^)v
作品の特徴として、三点挙げます。
一点目は、会話のテンポの速さです。
小気味よい会話の数々。
例えば、第一章12頁での小石と蓮杖との会話に、「僕、恋愛するときは中身に惹かれるタイプなんで、マジで大丈夫です」
「え、それロジックつながってなくない?」
(省略)
「なおさら危ないじゃん、ラブたけのこがにょきにょきしちゃう」
「〝内省〟って辞書で引いて十回音読してください」など。(同書)
尚、「なおさら」には、「、」が付いていて強調されています。
以下、随所に「、」の強調箇所があります。お見逃しなく!
二点目は、アナログな一面も大事にしていることです。
探偵の調査ですから最先端の技術を用いているのかと思えば、個人としての小石はさにあらず。
しかし、蓮杖が小石の特質を上手くフォローしています。
三点目は、ミステリー作品へのリスペクトがあることです。
京極夏彦(きょうごく なつひこ)氏の『魍魎の匣』(もうりょうのはこ)(10頁)などのほかにもたくさんのミステリー小説が登場します。
次に、作者である森 バジル氏について。
2018年に、「モノクロボーイと月嫌いの少女」で第23回スニーカー大賞《秋》を受賞。☆彡 \(^o^)/
後に改題・改稿して、『1/2─デュアル─死にすら値しない紅』(角川スニーカー文庫、2019年)で出版。
2023年に、『ノウイットオール あなただけが知っている』で第30回松本清張賞を受賞されています。☆彡 \(^o^)/
同年、文藝春秋から単行本で発刊、2025年には文庫化されて文春文庫から出版されています。
今後、期待できる作家さんのお一人です! \(^o^)/
最後に。
新しい謎解きの感覚が堪能できる森 バジル氏のこの作品には、随所に伏線が張り巡らされています。
テンポよい会話、アナログな一面を持つ小石の特質、ミステリー作品へのリスペクトの三点の特徴が挙げられます。
読後は、多くの読者に備わっているであろう固定観念や既成概念の払拭という新たな概念が生じる作品です。
探偵小石さんや蓮杖くんに会いたいと思う読者も多いのでは。
凛も会ってみたいですね! (^O^)
今年もよろしくお願いいたします! <m(__)m>
今夜もあなたにおすすめの一冊でした。(^O^)/
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